エンジンスターター・カーセキュリティ取り付けなら
電装整備のプロ、ストリームラインへ
新着情報
News
ブログ
絶縁テープの噺
2023年05月23日
半田付けして配線を結束したらビニールテープを巻きますよね、、絶縁すると言うんですが、このテープの善し悪しの噺をしましょう。
上記の手法には梨地(半艶消し黒)テープを巻くのが普通です。それをコルゲートチューブ(プラスチックのチューブに入れて日本は配線の取廻しをして来ました。擦れや折れに強く、世界一の強度の配線取り廻し方法と思います。日本の配線は切れない、、チューブや配線を隠すための筒状の部品を造って来たからです。また、配線皮膜のビニールのしなやかさ、耐久性を見ても古い昭和の日本車と外車を比べると一目瞭然です。ゴムとビニールの加工において日本に適う国は有りません。
対してヨーロッパは別の手法で車両を生産して来ました。配線は日本と同じ、それを前後に引き廻す手法に違いが有ります。配線の束をチューブに通すのではなく、TESAと言う布のバンテージで締め付けて棒状にして車体内部を引き廻して居ます。アメ車は?ビニールテープで束にして引き廻しです。
これがTESAテープです。高いです。ビニールテープの10倍します。欧州車の電装系を弄る電装屋はこれを多用します。しかしながら、自分は使いません。え?高いからだろ?って、、違います。別の理由です。古いベンツやBMWの車内で、腋臭臭やカビ臭を嗅いだ覚えは有りませんか?そう、これ布のバンテージです。日本では高温多湿でカビが発生し、1、2年で臭いを出すのです。相当改良されたのですが、やはり余り乗らない、つまり空気の対流しない状況が続くとカビが発生します。糊部分の環境が悪いようです。また、20年位前ですが、ホルムアルデヒドの害が有ると囁かれました。アレルギー系統の症状が出るかも知れないと言われて、現在の欧州車は使わなくなってきている傾向にあります。噂の真偽は判りませんが。
変わってアセテートのテープが使われるようになりました。
同じ布のバンテージですが、ビニール系と一目見て判る色目です。艶々しています。先のTESAが綿とか麻的な天然素材系統だったのに対して、化学繊維的な印象です。これが抗菌防カビに強く、自分達が巻くのならばこちらが優秀と思います。VW、AUDI、BMW/MINI、ベンツなどの2010年車以降の車は殆どこれになって来ています。それ以降の欧州車は腋臭臭がしなくなりましたね、、時々2000年頃の車に乗ると強烈な匂いがする時があります。知らない方はベンツの匂いとか、BMW臭とか言って有難がってますが大きな間違いなんです。
自分、商売を始めたころは2000年代の初め頃でしたので、90年代の欧州車とアメ車を沢山弄りました。アメ車は臭くないですが、欧州車はほとんど全車臭かったのを覚えています。純正のバンテージが匂いを出してるのは作業してれば直ぐに判ります。それを電装業者は同じテープで更に巻いて作業する。なんで??と思ってました。
ヤレ、線の噛み込み部分が二枚歯だとか、配線太さに拠って幾つもサイズを変えているとか言いますが、、、
①半田付けに勝る手法は無いのにフライスやエレクトロタップ。なんで??
②日本製のデンカか矢崎に勝る絶縁テープは無いのにTESA、、、なんで??
この業界、おかしな事がまかり通って居て、なんで?なんで??と思う事が沢山ありました。
①は恐らく高い料金を取るために、または他の業者との差別化を図るために余計な事をしたのだと思われます。
②は現場作業とか、半田付けの作業が熱を出す為にそうじゃない手法での結線を良しとしたのでしょう。最近なんか、半田付けの後を見て、配線をよってビニールテープを巻いただけと指摘される始末。ビニールテープを剥がして半田跡を見せると納得するが、エレクトロタップで作業してくれと言われます。弊社はエレクトロタップでの作業は一切致しません。ダメならば作業業者から外して頂きますと抗議します。でも外れた事は有りません。簡易式結線具が良しで、本当の結線方法が駄目な訳がないのです。インチキが本物に勝るようならばこの仕事辞めます。
正しい事を正しいと言って排除される世の中に誰がしたんでしょうね?より簡易的な作業を正当化する為に色々な御託を並べて正当化しようとしますが、それは本当に判る者が見ればやはりインチキになります。だから自分は、自分だけは本当を追求するために独りの自営業を続けて、最後にやり通したと言って辞めねばなりませんね。それが自分の我とは思って居りません。昔ながらの正式な方法だからです(きっぱり)
上記の手法には梨地(半艶消し黒)テープを巻くのが普通です。それをコルゲートチューブ(プラスチックのチューブに入れて日本は配線の取廻しをして来ました。擦れや折れに強く、世界一の強度の配線取り廻し方法と思います。日本の配線は切れない、、チューブや配線を隠すための筒状の部品を造って来たからです。また、配線皮膜のビニールのしなやかさ、耐久性を見ても古い昭和の日本車と外車を比べると一目瞭然です。ゴムとビニールの加工において日本に適う国は有りません。
対してヨーロッパは別の手法で車両を生産して来ました。配線は日本と同じ、それを前後に引き廻す手法に違いが有ります。配線の束をチューブに通すのではなく、TESAと言う布のバンテージで締め付けて棒状にして車体内部を引き廻して居ます。アメ車は?ビニールテープで束にして引き廻しです。
これがTESAテープです。高いです。ビニールテープの10倍します。欧州車の電装系を弄る電装屋はこれを多用します。しかしながら、自分は使いません。え?高いからだろ?って、、違います。別の理由です。古いベンツやBMWの車内で、腋臭臭やカビ臭を嗅いだ覚えは有りませんか?そう、これ布のバンテージです。日本では高温多湿でカビが発生し、1、2年で臭いを出すのです。相当改良されたのですが、やはり余り乗らない、つまり空気の対流しない状況が続くとカビが発生します。糊部分の環境が悪いようです。また、20年位前ですが、ホルムアルデヒドの害が有ると囁かれました。アレルギー系統の症状が出るかも知れないと言われて、現在の欧州車は使わなくなってきている傾向にあります。噂の真偽は判りませんが。
変わってアセテートのテープが使われるようになりました。
同じ布のバンテージですが、ビニール系と一目見て判る色目です。艶々しています。先のTESAが綿とか麻的な天然素材系統だったのに対して、化学繊維的な印象です。これが抗菌防カビに強く、自分達が巻くのならばこちらが優秀と思います。VW、AUDI、BMW/MINI、ベンツなどの2010年車以降の車は殆どこれになって来ています。それ以降の欧州車は腋臭臭がしなくなりましたね、、時々2000年頃の車に乗ると強烈な匂いがする時があります。知らない方はベンツの匂いとか、BMW臭とか言って有難がってますが大きな間違いなんです。
自分、商売を始めたころは2000年代の初め頃でしたので、90年代の欧州車とアメ車を沢山弄りました。アメ車は臭くないですが、欧州車はほとんど全車臭かったのを覚えています。純正のバンテージが匂いを出してるのは作業してれば直ぐに判ります。それを電装業者は同じテープで更に巻いて作業する。なんで??と思ってました。
ヤレ、線の噛み込み部分が二枚歯だとか、配線太さに拠って幾つもサイズを変えているとか言いますが、、、
①半田付けに勝る手法は無いのにフライスやエレクトロタップ。なんで??
②日本製のデンカか矢崎に勝る絶縁テープは無いのにTESA、、、なんで??
この業界、おかしな事がまかり通って居て、なんで?なんで??と思う事が沢山ありました。
①は恐らく高い料金を取るために、または他の業者との差別化を図るために余計な事をしたのだと思われます。
②は現場作業とか、半田付けの作業が熱を出す為にそうじゃない手法での結線を良しとしたのでしょう。最近なんか、半田付けの後を見て、配線をよってビニールテープを巻いただけと指摘される始末。ビニールテープを剥がして半田跡を見せると納得するが、エレクトロタップで作業してくれと言われます。弊社はエレクトロタップでの作業は一切致しません。ダメならば作業業者から外して頂きますと抗議します。でも外れた事は有りません。簡易式結線具が良しで、本当の結線方法が駄目な訳がないのです。インチキが本物に勝るようならばこの仕事辞めます。
正しい事を正しいと言って排除される世の中に誰がしたんでしょうね?より簡易的な作業を正当化する為に色々な御託を並べて正当化しようとしますが、それは本当に判る者が見ればやはりインチキになります。だから自分は、自分だけは本当を追求するために独りの自営業を続けて、最後にやり通したと言って辞めねばなりませんね。それが自分の我とは思って居りません。昔ながらの正式な方法だからです(きっぱり)