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ドアハーネスの無い車でキーレスエントリー付けるには??
2025年04月04日
旧車とか、ジムニーとかで、ドアにハーネスの通ってない車があります。ドアロックもパワーウインドウも無ければドアとボディ間に配線は必要ないからです。
これ、、ドアハーネスの蛇腹(ジャバラ)を他社流用する手がありますが、1度ドアを外したり、大きな穴をドアの厚み部分とボディ側に開けろと言う意味ですよね?お客さん、それ幾ら(工賃)掛ると思ってますか??滅茶苦茶大変でリスキーで、しかも錆の件と、耐久性の件で遣りたくありません。1度外すとドアは必ず下がって来ます。建付けが悪く成るんです。穴を開けた処に他社の蛇腹を付けて、その中をハーネス通します。一見、完璧と思うでしょ?でも、あれは緻密に計算された専用設計ですから、他社に使う場合は踏む、踏んづける(ドアとボディ間に挟める)場合が多々あります。その為にドアを外してしっかり寸法を計測し、そこに穴をドア、ボディと2穴空ける必要があります。塗装が乗る前にベンダー(巨大万力)に挟んで機械で空けるなら簡単ですが、ドリルやグラインダー、ベルトサンダーで空けて型を整えてとなるとそれだけで1日仕事です。
だから嫌なの、、弊社は板金屋さんじゃなくて、電装屋さんです(微笑)
で、、先日そう言う物件が有りましてね、、あ!ジープラングラーだ!!と閃き(ヒラメキ)ました♪
蛇腹を新設する事を考えると遥かに楽で、しかも耐久性はばっちり。配線切れても直ぐに点検、確認、修理が可能です。マジックテープで餃子包みなので、直ぐに開けるのです。画像の下側は中身にマジックテープを貼ってありますから、下側は何時でも開きます。ラングラーはマジックテープをミシン縫いして有りますが、ボンド、瞬間接着剤で代用で同じ事です。
挟めて、キレイに折り畳むのは専用設計のモノだけです。他社流用で蛇腹を付けたからと言って、それがドア閉めた時に、ドアと車体の間に格納されるとは限りません。それならば敢えて格納しない方法にすれば良いのです。開き直りでしょうか?WW
シートベルトを廃車から切って来て、折り畳み、そこにマジックテープをボンドで貼って折り畳みます。その中に配線を入れて、ドア側とボディ側はタッピング(ネジ)を撃って動かなくする。するとドアを閉めると1枚目の写真のように中側に飛び出すように折れます。そう邪魔にならないと思いますし、ドアに挟めて配線を切る事も有りません。ジープラングラーが純正でこれを採用してます。
旧ジムニー等のキーレスのメソッド(工法)として参考にして頂ければと思います。
で、作業車は相模原のお友達、NさんのS42年式 型式RT55 エンジンは2TGだと思ったら9Rと言うツインカムヘッドの1600CC。110PS。
車歴?経歴としては華々しい物があります。ハコスカGTRが出る頃のレースの常勝マシンです。トヨタワークスがコロナでレースに勝つ為にコロナクーペを改良、補強したマシンです。つまりレースに勝つ為に作ったマシンです。
鉄人 高橋晴邦(国光は日産)が箱スカGTRを抜いてゴールするも、ペナルティを受けて幻の優勝と言われる69年(S44)のJAFグランプリのBクラス優勝車。直線で2ℓDOHC(箱スカ)に負けるも、コーナーで巧みに巻き返し、1600で2000を喰うレース、自分は2歳ですから見て居ませんが、WIKIで文章を読むだけで胸が熱くなる逸話ですね~☆☆
羊の皮を被った狼や、非力なマシンで上級車に勝つなんて話は男の子の夢です!。トヨタは2000GT(名車)と言う車も同じころに有ったんですがツーリングカーレース、スプリントレースには不参戦で耐久で2,3の優勝戦績のみです。このツーリングカーレース(市販車クラス)ではAクラスはスカイラインGTRの独壇場で、トヨタは1つクラス下の1600GTが強くて、その1600GTがクラス上の箱スカGTRを追い回す、これぞレースの醍醐味ですよね!!当時の若者(父の世代)はさぞ歓喜した事でしょう。月曜日の若者の噺のネタは恐らくこれ1点だった事でしょう、、、(この位大きなレースはTV中継されて居ました)
この1600GTの直接のライバルは日産ブルーバード(510型)、しかしながら、SOHCのSSSバッジでは、DOHCレース専用の1600GTには敵いません。
69年(S44)のJAFグランプリで1600GTはレース史から降ります。高橋氏の幻の下剋上優勝はまさに最後のレースだったんです。70年のオイルショックでトヨタ、日産等のワークス(メーカーのレース部門の事)はレースを自粛し、72年から再開します。日産はケンメリGTRを投入、トヨタはセリカに積んで居た1600ツインカムエンジン(2TG)を、カローラに積んで、トヨタの1600(テンロク)はTE27カローラレビン/トレノと続きます。より軽量で、パワフルな2TGと言うエンジンを得て、海外のツーリングカーレース、ラリーで大活躍します。このくらいから以降は自分も知る範疇です。勿論、トヨタ、日産の他にもホンダのS800とか、三菱のギャランにコルト、マツダのサバンナにプレスト等で、当時のレースを盛り上げて居ました。今はF1(世界1のレースカテゴリーだぞ!)すらも民放で放送しないし、自分はいつも残念に思って居ります(自分ガキの頃からレースオタクです:TVや実際に見たレースを語ると一晩では足りません)多様性?タバコもF1も好きなのにドンドン追いやられる、、多様性は認める事では??タバコは迷惑でもF1は?・・・・・誰も見ないのか、、、涙
写真はトヨタのサイトから無断で拝借。N氏の全景は見せません(プライバシーの問題になります)
札幌の仙人メカニック様の処で越冬し、様々なOHを済ませ来週に関東に帰って行きます。N氏が来道して、フェリーに積んで自走で帰るそうです。その前に弊社でキーレスとオートライトキットを付けました(上記の工法で)。
こんなタイミング、こんな出会い、こんなにも心が動きます。いえ震えます。この先10年、20年、50年経っても、機械は死にません。人間が死んでも機械は残せます(大変ですが、、)実際に残って居ますしね。。。古い機械を大事にする心、それが機械にも乗り移ると自分は信じています。機械に魂があります。これは永年機械弄りをして居る方は皆言います。やっぱり有るんです。。ただの機械じゃないんですよ。。。人が魂を入れるのか、人の魂が乗り移るのか、それは判りませんが、綺麗なオールドマシンを見ると何時も思いますね。。
所有する事も、それを弄る事も、一生の思い出になる車です。なんせ自分と同じ歳(57)ですから、よくぞここまで綺麗に維持されたモノだと、感心しましたわ♡
これ、、ドアハーネスの蛇腹(ジャバラ)を他社流用する手がありますが、1度ドアを外したり、大きな穴をドアの厚み部分とボディ側に開けろと言う意味ですよね?お客さん、それ幾ら(工賃)掛ると思ってますか??滅茶苦茶大変でリスキーで、しかも錆の件と、耐久性の件で遣りたくありません。1度外すとドアは必ず下がって来ます。建付けが悪く成るんです。穴を開けた処に他社の蛇腹を付けて、その中をハーネス通します。一見、完璧と思うでしょ?でも、あれは緻密に計算された専用設計ですから、他社に使う場合は踏む、踏んづける(ドアとボディ間に挟める)場合が多々あります。その為にドアを外してしっかり寸法を計測し、そこに穴をドア、ボディと2穴空ける必要があります。塗装が乗る前にベンダー(巨大万力)に挟んで機械で空けるなら簡単ですが、ドリルやグラインダー、ベルトサンダーで空けて型を整えてとなるとそれだけで1日仕事です。
だから嫌なの、、弊社は板金屋さんじゃなくて、電装屋さんです(微笑)
で、、先日そう言う物件が有りましてね、、あ!ジープラングラーだ!!と閃き(ヒラメキ)ました♪
蛇腹を新設する事を考えると遥かに楽で、しかも耐久性はばっちり。配線切れても直ぐに点検、確認、修理が可能です。マジックテープで餃子包みなので、直ぐに開けるのです。画像の下側は中身にマジックテープを貼ってありますから、下側は何時でも開きます。ラングラーはマジックテープをミシン縫いして有りますが、ボンド、瞬間接着剤で代用で同じ事です。


挟めて、キレイに折り畳むのは専用設計のモノだけです。他社流用で蛇腹を付けたからと言って、それがドア閉めた時に、ドアと車体の間に格納されるとは限りません。それならば敢えて格納しない方法にすれば良いのです。開き直りでしょうか?WW
シートベルトを廃車から切って来て、折り畳み、そこにマジックテープをボンドで貼って折り畳みます。その中に配線を入れて、ドア側とボディ側はタッピング(ネジ)を撃って動かなくする。するとドアを閉めると1枚目の写真のように中側に飛び出すように折れます。そう邪魔にならないと思いますし、ドアに挟めて配線を切る事も有りません。ジープラングラーが純正でこれを採用してます。
旧ジムニー等のキーレスのメソッド(工法)として参考にして頂ければと思います。
で、作業車は相模原のお友達、NさんのS42年式 型式RT55 エンジンは2TGだと思ったら9Rと言うツインカムヘッドの1600CC。110PS。
車歴?経歴としては華々しい物があります。ハコスカGTRが出る頃のレースの常勝マシンです。トヨタワークスがコロナでレースに勝つ為にコロナクーペを改良、補強したマシンです。つまりレースに勝つ為に作ったマシンです。
鉄人 高橋晴邦(国光は日産)が箱スカGTRを抜いてゴールするも、ペナルティを受けて幻の優勝と言われる69年(S44)のJAFグランプリのBクラス優勝車。直線で2ℓDOHC(箱スカ)に負けるも、コーナーで巧みに巻き返し、1600で2000を喰うレース、自分は2歳ですから見て居ませんが、WIKIで文章を読むだけで胸が熱くなる逸話ですね~☆☆
羊の皮を被った狼や、非力なマシンで上級車に勝つなんて話は男の子の夢です!。トヨタは2000GT(名車)と言う車も同じころに有ったんですがツーリングカーレース、スプリントレースには不参戦で耐久で2,3の優勝戦績のみです。このツーリングカーレース(市販車クラス)ではAクラスはスカイラインGTRの独壇場で、トヨタは1つクラス下の1600GTが強くて、その1600GTがクラス上の箱スカGTRを追い回す、これぞレースの醍醐味ですよね!!当時の若者(父の世代)はさぞ歓喜した事でしょう。月曜日の若者の噺のネタは恐らくこれ1点だった事でしょう、、、(この位大きなレースはTV中継されて居ました)
この1600GTの直接のライバルは日産ブルーバード(510型)、しかしながら、SOHCのSSSバッジでは、DOHCレース専用の1600GTには敵いません。
69年(S44)のJAFグランプリで1600GTはレース史から降ります。高橋氏の幻の下剋上優勝はまさに最後のレースだったんです。70年のオイルショックでトヨタ、日産等のワークス(メーカーのレース部門の事)はレースを自粛し、72年から再開します。日産はケンメリGTRを投入、トヨタはセリカに積んで居た1600ツインカムエンジン(2TG)を、カローラに積んで、トヨタの1600(テンロク)はTE27カローラレビン/トレノと続きます。より軽量で、パワフルな2TGと言うエンジンを得て、海外のツーリングカーレース、ラリーで大活躍します。このくらいから以降は自分も知る範疇です。勿論、トヨタ、日産の他にもホンダのS800とか、三菱のギャランにコルト、マツダのサバンナにプレスト等で、当時のレースを盛り上げて居ました。今はF1(世界1のレースカテゴリーだぞ!)すらも民放で放送しないし、自分はいつも残念に思って居ります(自分ガキの頃からレースオタクです:TVや実際に見たレースを語ると一晩では足りません)多様性?タバコもF1も好きなのにドンドン追いやられる、、多様性は認める事では??タバコは迷惑でもF1は?・・・・・誰も見ないのか、、、涙
写真はトヨタのサイトから無断で拝借。N氏の全景は見せません(プライバシーの問題になります)
札幌の仙人メカニック様の処で越冬し、様々なOHを済ませ来週に関東に帰って行きます。N氏が来道して、フェリーに積んで自走で帰るそうです。その前に弊社でキーレスとオートライトキットを付けました(上記の工法で)。
こんなタイミング、こんな出会い、こんなにも心が動きます。いえ震えます。この先10年、20年、50年経っても、機械は死にません。人間が死んでも機械は残せます(大変ですが、、)実際に残って居ますしね。。。古い機械を大事にする心、それが機械にも乗り移ると自分は信じています。機械に魂があります。これは永年機械弄りをして居る方は皆言います。やっぱり有るんです。。ただの機械じゃないんですよ。。。人が魂を入れるのか、人の魂が乗り移るのか、それは判りませんが、綺麗なオールドマシンを見ると何時も思いますね。。
所有する事も、それを弄る事も、一生の思い出になる車です。なんせ自分と同じ歳(57)ですから、よくぞここまで綺麗に維持されたモノだと、感心しましたわ♡
