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ご心配有難うご座います!!

2022年03月18日

潰れる潰れると書いたら多数の心配してますメールが来ました。。有難うございます。
本当に潰れますよ、、今年。。笑

さっきも広告代理店の営業さんからTEL頂きましたが、いっそ潰して調理師になろうかな?なんて思ってる次第。
家業が居酒屋でしたので、若い時から親父の仕事に付き合ってました。5年以上板場で修行しました。**切り、〇〇切りとかの名前は覚えて居りませんが、こんなのよ!って見せられると今でも金の取れる仕事が出来ます(笑)平目の薄造りとか、5枚下ろし、下処理等はお手の物ですが、自分が出来ないのは煮物の味付け。焼き、揚げは得意です。

若い時分に東南アジアを旅して廻ったのでエスニック等の味付けも知って居るつもりです。日本も北から南まで仕事で歩きましたから、和食と言う味付けも知って居るつもりです。
板前は北海道だけに居てはダメなんですよね、、、塩辛いし、出汁の使い方が判らないし、濃いですよね。。センスって有りますから、一概に本州で修行しないと駄目って事も無いんでしょうが、やはり全国を修行で廻った料理人は身に着けてますよね。。その人が拵える(こしらえる)北海道の料理ならば美味しいです。魚屋だとか、肉屋だとか言う料理人が拵えたものは、やはり田舎料理でしかなく、全国には届けられないです。つまり一地域に根付いた人の料理は飽きて、何時かそっぽを向かれるんです。自分、函館で海鮮喰いません。北見で焼肉しません。札幌でラーメン喰いません。それは全部飽きました。飽き飽きしてます。

親父曰く、「素材の上に胡坐(あぐら)を掻いて切って並べるだけ、、北海道の食材程、そのまま喰って旨いものはない。それより劣る食材で、もっと旨く喰わせてなんぼ、そこが値段なのだ。」そう若い時から教えられ、東京に行ったら寿司を喰え。関西では鯛や白身を喰ってみろと言われて育ちました。

昆布締め、酢締め、味に乗らないようにさらしに包んだ味噌で身を締める。水分を抜く事で味が濃く成る、しかも更に油も乗る。こんな仕事に取り組んでみたいと思う毎日。。大学卒業する時に親父の反対を押し切って調理師になれば良かったと後悔し続けました。。だから親父が生きているうちに転身するか、死ぬのを待って転身するか今でも考えてます。自分には九州や中国地方、関西の料理の味を覚えている舌が有ります。全く同じ事をするには残りの人生を全て費やしても無理ですが、理想のそれは持って居ます。しかも素材は世界一の北海道に居ます。目立たない、住宅街の元寿司屋、元蕎麦屋でも、それをすのまま継ぐのではなく、今の大将の良い処は極力継いで、自分を小出しに表現してみたい。それで喰えれば充分です。

幸いにも、自分の家の近くに寿司屋、蕎麦屋で跡取りの無い店が有ります。何時から跡継ぎに入ろうかと思案してました。このまま斜陽の商売で苦しむべきか、それとも潔く商売換えをしようか、、でも男の意地も有りましてね、、一生車両電装で喰って死ぬんだとも思います。

何度目だろう、、人生の岐路は。。失敗と思った事も有りました。でも真面目に取り組んで自分に出来ない事は無いんだとも知って居ます。この商売も全くの素人、教育も受けず、メカニックの資格も、電装経験も無しの処からここまで来ましたので、出来るんだ!やれば出来るんだ!!だから調理師も出来る、出来ると思ってるんですが、歳も歳ですかね、、、今度こそ志なかばと言う事になる事も考えて行かねばなりませんね。。。

つまらない独り言です。。。